|
先日某局のテレビで、環境にスポットをあてた特集をやっていた。環境先進国と言われているドイツ(正式にはドイツ連邦共和国)を紹介していた。
日本と並んで先進国の中でも自動車を始めとする製造業が盛んで、アメリカ、日本に次ぐ(市場為替レートによる)GDP第3位の経済大国でもある。もっとも今年か来年当たり中国に抜かされてしまうが・・・
このドイツという国は、個人的にも大変興味があるので、テレビに見入ってしまった。そもそもドイツと私の接点、大学2年生の冬休みに友人たちとドイツをメインにしたヨーロッパの旅をした。まだ東西のドイツが分裂していた冷戦の時代で、ベルリンの壁も見に行った。(直後ベルリンの壁は崩壊)東ドイツという国の中にベルリンがあって、西ドイツの都市である西ベルリンには東ドイツを通って入る必要があることをこの時知った。
3週間近い旅の8割をドイツに滞在。宿も決めていかなかったので、ドイツに入ってから宿を探し、観光名所でもない村に行ったり、雪の降る街を歩いたり・・・。とても貧乏な旅だったけど、向こうで接するドイツの人々には親切にしていただいた記憶がある。決してアメリカのような派手さはないが、カチッとした気質とゆったりとした生活が羨ましくもあり、見習いたいとも思った。もう一つは、弊社に入っている印刷機械・CTPをはじめとするプリプレス設備がドイツのハイデルベルグ社製であるという接点である。
そんなドイツを始めとするヨーロッパでは、当時から酸性雨によって森が被害を受けたりする環境破壊の兆候が見られていた。真っ先にドイツでは、国が主導して環境保護のコンセンサスをとり、様々な法律をつくったり、化石エネルギーの割合を減らし、当時4%に過ぎなかった自然エネルギーの割合を40%にするという目標を掲げた。太陽光発電や風力発電で起こしたエネルギーは電力会社が買い取らなければならないという義務があるという法律もでき、官民一体となって、石油に頼らなくても済む社会を目指している。現在、太陽光発電ではシャープに次ぐ第二位にまでになったドイツのベンチャーのQ-CELLという企業は急成長していて、環境保護の技術を高めていく過程で人材を育て、雇用をつくり、工場のある旧東ドイツのさびれた街も活気付いてくる。
こうして見るように、見せ掛けだけの環境保護ではなく、国策として取り組んでいる環境大国ドイツを日本も見習うべきであり、日本も多くの最先端の環境技術を駆使して、様々な分野でリードをしていくべきだと感じた。
|