基本的には営業が受注してきた仕事について、生産予定を組むこと、受注から納期までの期間をコントロールすることが仕事です。まずは、営業との打ち合わせ会議で、納期相談や受注予定などを話し合う。受注伝票が回ってくれば、それを元に、後の工程が困らない程度の期日を考えながら、ギリギリまで製作に取り掛かるのを待つ、あるいは進めるなどの判断し、印刷工程、製品づくりのスケジュールを組みます。このスケジュールを組むことが一番時間をかける、主な仕事です。また「他社で〇〇をやっているが、うちでもできないか。やって欲しい」という営業等からの要望を聞き、自社のできることを増やすことも仕事です。
各部署それぞれに業務がありますが、仕事は連携プレーです。その中で、例えば、何かのトラブルで1つの仕事に遅れが生じた場合、それを管理しないでいると、そのまま納期の遅れにつながり、ひいては他の仕事に影響がでることもあります。ですから、生産管理は一歩先を読みながら営業から製造まで、生産に関するすべてに関わり、その流れをコントロールしていくことが大切なのです。
時には、営業がお客様の要望で納期を早めて欲しいと言ってきても、他の仕事のスケジュールを考慮し、無理であれば、お客様と相談するように伝えますし、あるいは、最初からお客様にはこれぐらいの日数が必要だと伝えてもらうように働きかけることもあります。Yesだけでなく、時にはNoと言える、これも生産管理に求められる大きな資質です。