テクノロジーでロス削減も顧客体験も実現

テクノロジーでロス削減も顧客体験も実現

  SDGsはさまざまな事柄が繋がりながら、その課題解消に向かって動いています。自社のビジネスにだけ目を向けるのではなく、自社と繋がるパートナー、そしてその先にある、消費者や環境など、複合的に捉え取り組むことが一つのポイントとなってきます。
 実際にここまでSDGs目標12を中心にその取り組みなどを紹介いたしましたが、「つくる責任つかう責任」と一言で表しても、環境問題からその生産の在り方、消費形態の見直しなど、多くの事柄が絡みあっていました。だからこそ、私たちはお客様へのご提案にあたっても、一律同じ提案であれば良いとは考えず、それぞれのゴールが異なることを前提に、多面的にご提案できるよう日々の活動に取り組んでいます。

クライアント以上に成功にこだわろう
クライアントの成功や業績向上につながるプランなら、たとえ意向に反しても勇気をもって提案をする。
クライアントが“最も望むもの”ではなく“最も高い成果を生むもの” を創ろう。

これは、当社クレドの一文です。私たちはそれぞれに異なる目的に合わせ、より高い成果を生み出していただけるようなご提案を目指しています。
 その一つとして、今回のTechnologyではロス削減に焦点を当て、「必要な数量での生産」「無駄の少ない生産」に繋がるソリューションについてお話させていただきます。

受注製造×環境

 廃棄が少ない究極の形としては、在庫を持たない受注製造のモデルが挙げられのではないでしょうか。これであれば、必要な分だけを生産するので無駄がありません。
 しかし、消費者ニーズに合わせ多様化してきた商品一つ一つの生産量は少なくなっています。少量の受注生産は、逆に環境へ負荷がかかる部分が生まれます。また、消費者にとっては、手に入れるまでの時間が長くなる、コストが上がるといった課題も生じるため、全てを受注生産型にするのは難しいのが現状です。

Winfo50_Technology-topic1

 そこで注目されているのがDXや技術革新による、受注生産によるロス削減と大量生産によるコスト削減の両立です。その一例に、「マス・カスタマイゼーション」というものがあります。 

テクノロジー×環境

 「マス・カスタマイゼーション」とは、個々のニーズに対応しながらも、大量生産を実現する製造方法のことです。以前本誌で取り上げたNikeのカスタムシューズもその一例として挙げられています。ベースに合わせ、組み合わせるパーツを複数種用意することで、大量生産同様のコスト削減を実現します。あとは製造パターンも型にしておけば、オーダーに応じて組み合わせを変えるだけで済みます。そのため、納品までの時間を短縮でき、またここでも生産にかかるコストを削減することができます。

Winfo50_Technology-topic2

 こうして仕上った商品は、企業側の在庫リスクを少なくしながらも、消費者のニーズに応じた商品を提供することで無駄を省くことができます。消費者も仕組み化によりコストが抑えられていますので、自分だけの商品を作る楽しみを得つつ、その楽しみの分の価格UPで商品を手に入れることができます。まさにWin-Winの仕組みではないでしょうか。これを裏で支えるのがIT技術です。パーツを組み替えるだけとお伝えしましたが、それを何千・何万種と人の手だけで実現するには、管理の煩雑さやコストが上がるなど、難しい部分が生じます。これをテクノロジーで解決するのです。注文に応じ、システムが自動判別し、最適な機械・工程・作業を自動化できたらどうでしょう。注文から製造、発送までシームレスに、そしてより効率よく製造することができるようになります。実際にNikeなどのカスタマイズサービスは、ユーザーのカスタマイズデータなどを瞬時に工場へと伝え、製造ラインに反映、発送まで円滑に進むように設計されていると言われています。
 マス・カスタマイゼーションを実現しようと思った場合、テクノロジーとの連携が欠かせません。そして、このような技術は、これからますます進歩していきます。当社でも、皆様のビジネスの成長に繋げていただけるよう、テクノロジーをも活用した、新たな挑戦に挑み続けて参ります。

大洞印刷が提供するソリューション

必要な数量で作りたい!

オフセット印刷は、高品質かつ短時間で大ロットまで量産できるのが特長です。ロットが増えるほど単価が安くなりますが、逆に、ロットが少ない場合は単価が割高になるのがデメリットとして挙げられます。そこで当社では、商品を規格化することで、品質や納期はそのまま、最低部数100部からの対応を実現しています。
またさらに少ないロットへの要望には、デジタル印刷を活用することで必要最低限の数に近い形でお作りいただけます。

Winfo50_Technology-topic3

複数デザインで作りたい!

複数デザインでの作成をお考えの方には、種類ごとに必要な数だけで作製することで無駄を削減します。人気度などに合わせ1枚単位で数量を調整し、まとめて作成することでロスを削減します。これは、制作時のロス削減だけでなく、在庫ロスの削減、ひいてはトータルコストの削減に繋げることができます。

ロス削減も顧客体験も実現したい!

 当社のプリント・サービス・プラットフォームを活用いただくことで、消費者への+αの体験を実現しながら、その人だけの適切な商品を届けることで、ロスの削減を実現します。例えば、レシピ検索サイトに蓄積された膨大なデータを活用し、自分だけのレシピ本が作れるサービスを実現。自分で作る楽しさはもちろん、自分だけのレシピ本はずっと保管しておきたくなる大切な1冊になります。
 消費者それぞれにあった、価値のある印刷物を提供することで、無駄を削減していきます。

 


ロス削減に繋がるソリューションについて詳しく知りたい方には、オンライン面談も実施しております。
下記より「ロス削減のソリューションについての打ち合わせ希望」とご記入の上、まずはお気軽にお申込みください。

お申し込みはこちらをクリック

PAGE TOP