
大洞印刷の取り組み
大変な年となりましたが、おかげさまで、7月31日(金)をもって無事決算を迎えることができました。これもひとえにお取引先の皆さまのご支援あってこそと、感謝いたしております。そして、翌日2020年8月1日(土)には、弊社初となるオンライン上での経営計画発表会を行いました。
新型コロナウイルスにより、今回取材させていただいた2社様をはじめ、多くの企業様、そして社会が変化を余儀なくされました。このオンライン経営計画発表会は、そんな、世の中で起きている変化を、普段オンラインでの接触の少ない工場内スタッフ含め、全社員に体感してもらうために実施しました。急速に進むデジタル化。その中で新たなビジネスをどう作っていくべきか。体感による新たな気づきを持つことで、自ら変わっていく。そんな思いのもとでの発表会となりました。
また、コロナ禍では多くのイベントが中止となり、業界全体に大きな影響を与えました。その中で、多くのお客さまが、「この状況下でも何か売れるものはないか?」「どんな方法で、どこに売れば良いのか」と、現状を打破するため日々奮闘されていました。
弊社のミッションの一つは、お客さまの売上・利益を拡大させ、成長させるお手伝いをすること。コロナ禍では、そんな状況下でのビジネスをお手伝いすべく、コロナ対策に向けた商品開発や、Afterコロナで重要となる、先を見据えた環境対応商品などを開発。そしてその情報を、オンラインという手段を用いながらお伝えしてまいりました。7月から開始したZoomを活用したミニウェビナーも、その取り組みの一つです。営業活動にすぐ使えるよう、「今日から営業に使えるTips」などを交えながらお話をさせていただくことで、少しでも早くお客さまのビジネスに繋がるよう取り組んでまいりました。
進むデジタル化
弊社もそうですが、多くの場面でデジタル化が進行しています。テレワークへの移行やECショップの利用だけではなく、今まではリアルだけだったものが、オンラインという手段を用いて、新たなチャレンジが行われています。
例えば、リモート演劇集団ノーミーツ。リアルの場に集まれないのならば…と、Zoomを活用した、観客も劇団メンバーも一切会わずに活動する、新たな「リモート演劇」という形を作り上げました。デジタルでは、コンテンツが無償提供されることも多い中、緊急事態宣言下の5月に公演された初の長編作品「門外不出モラトリアム」では、有料チケット制であったにも関わらず、5,000人以上を動員し話題を呼びました。7月末には、2作目の長編作品である「むこうのくに」を公演。バーチャル背景をはじめとする最新テクノロジーを駆使することで、Zoom演劇の形をさらに広げていきました。

※公式サイトより:https://nomeets2020.studio.design/

※公式サイトより:https://omatsurijapan.com/onlinefes2020/
他にも、全国各地で中止となった夏祭りを、家にいながら全国の人が楽しめるようにと、オマツリジャパンとkiCkが共同主催で「おうちでお祭り騒ぎ!オンライン夏祭り2020」という企画を打ち出しました。日本の伝統的な祭り文化を継続することを目指し、ZoomやYouTube・Twitter・Facebookで各地の踊りなどを配信。また、一部コンテンツを有料化の他、寄付金を募ったり、サイト上で各地のご当地メニューを紹介・購入できる仕組みを作ることで、経済的な困窮への対策にも臨みました。
Withコロナになり、デジタルを活用した取り組みが増えています。その一方で、リアルが制限されたからこそ、その価値についても問われるようになっています。
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