大洞印刷、SBT認定を取得いたしました。

 

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 大洞印刷のSDGsへの取り組みの1つとして、この度、「SBT認定」を取得いたしました。今回のObora Printingでは、SBTについて一体どのようなものなのか解説しながら、なぜ認定取得へ動き出したのか。大洞印刷の目標についてご紹介していきます。

SBT認定とは?

 前号のWinformationでもご紹介したように、SBTとは「Science Based Targets」の略です。日本語に訳すと、「科学的根拠に基づく目標」といった意味になります。パリ協定と整合性のある温室効果ガス排出削減目標を達成するための国際イニシアチブです。SBT認定を取得することで、企業として地球環境を守ることはもちろん、その取り組みを対外的にアピールすることができ、社会からの信頼度を得ることにつながります。2023年5月8日現在、世界4,982社の内、日本の企業は504社が認定取得およびコミットしています。

SBTの認定基準

 中小企業向けSBT認定を取得するためには、以下の要件を満たす必要があります。

・企業全体(子会社含む)のScope1・Scope2をカバーする、すべての関連する温室効果ガスが対象。
・目標を設定する際には、最短5年・最長15年以内。
・世界の気温上昇を産業革命前と比べて1.5℃未満に抑える(少なくとも年に4.2%削減)目標を設定。
・毎年、企業全体の温室効果ガス排出量・対策の進捗状況を 報告・開示。 ・最低でも5年ごとに目標を見直す。

oborapri_vol58_01(画像引用:SBT(Science Based Targets)について|環境省) https://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/gvc/files/SBT_syousai_all_20230301.pdf 

なぜSBT認定取得へ動いたか

  私たち大洞印刷は、これまで地球環境を基盤とした「SDGsの達成に向けた取り組みの強化」「CX(顧客体験)の向上」「PX (Printing Transformation)の実現」という3つのコンセプトを軸に事業を推進してまいりました。そういった中で、異常気象や海洋汚染など環境問題の深刻化が進み、2050年のカーボンニュートラル宣言まで足踏みしている暇はない状況です。そして、Winformation Vol.56にて、「サスティナブルな社会の実現のためにSDGs、とくに環境分野に重点をおき、環境経営を基本として事業を推進させていく」という方針を掲げました。
 この方針のもと、私たちはさまざまな取り組みを進めています。たとえば、環境に優しい素材に変えるのではなく、脱炭素社会へ貢献するべく使用済みクリアファイルを回収し、循環させ、新たなクリアファイル素材へと生まれ変わったサステナブル素材「Loop」のご提供。ほかには、印刷会社として、いかにロスを削減できるのかを追求し「必要な時に必要な分だけ製造する」仕組みをご提案しております。
 その取り組みの一環として、ビジネスを営む上でどれだけのCO2を排出しているのか自社の状況を把握し、国が目指す2050年のカーボンニュートラル宣言に向けて、どのような取り組みを行っていくべきなのかを明確にするために、このSBT認定を活用することに決めました。

大洞印刷の目標

  ​​大洞印刷株式会社は、今年度新たに設定した二酸化炭素排出削減目標に関して、SBT(Science Based Targets)イニシアチブより科学的な根拠がある水準として認められ、中小企業版として承認されました。

CO2排出量削減目標
Scope1とScope2のGHG排出量を2022年の基準年から2030年までに42%削減し、Scope3の排出量を測定して削減していきます。

 

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 目標を達成するために、今後もさらなる取り組みを行ってまいります。直近でいうと、大洞印刷では、温室効果ガスの排出量のうち、電力が大半を占めている背景から、本社工場、そして折立工場へ再生可能エネルギーの導入を行いました。東京オフィスについては、環境省によるJ-クレジット制度の購入を検討しています。

J-クレジット制度とは、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの利用によるCO2等の排出削減量や、適切な森林管理によるCO2等の吸収量を「クレジット」として国が認定する制度です。 出典:J-クレジット制度ホームページ (https://japancredit.go.jp/)

 

 また、今年の夏には、社用車を電動化していく計画や、再エネ100宣言 RE Actionへ加盟し、2050年までに使用電力を100%再エネに移行する目標を設定するなどの取り組みがあります。この度設定した目標は、できる限り早く達成し、5年後の2028年までにはカーボンニュートラルを実現するなど、さらに上の目標も目指せるよう加速度的に変化してまいります。  

カーボンニュートラルとは、二酸化炭素が排出される量と森林等が吸収する量を差し引きゼロ(バランスが取れている状態)にすることを表します。我々の生活と密接に関わっている二酸化炭素を「実質ゼロ」とすることです。カーボンニュートラルの実現のために、二酸化炭素の排出量抑制に取り組みながら、二酸化炭素を吸収する植物や森林の植林・保全などを行います。

 

 このように大洞印刷では、カーボンニュートラルの実現に向けて動きはじめましたが、地球環境を守るための世界的な目標を達成しようとすると、大洞印刷の取り組みだけでは到底足元にも及びません。そのため、大洞印刷と関わるみなさまと共にカーボンニュートラルな世界に向けて取り組んでいきたいと考えています。

 

 

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