代表取締役の交代および取締役の改選のお知らせ

 

役員集合

写真左から 取締役 岐阜工場長 馬渕 勝利/代表取締役会長 大洞 正和/代表取締役社長 大洞 広和/取締役 事業統括本部長 福島 正人/取締役 製造本部長 清水 誠

 

 この度、大洞印刷株式会社では、代表取締役社長の大洞 正和が代表取締役会長に就任し、専務取締役の大洞広和が代表取締役社長に就任しました。また、代表取締役社長の交代に伴い役員改選を行い、取締役事業統括本部長へ福島 正人が新任され、取締役 製造本部長へ清水 誠が新任されました。そこで新たに就任した代表取締役社長へのインタビューを行い、新たな取締役に就任した2名にコメントをいただきました。

 

代表取締役社長 大洞広和へのインタビュー

Q. 代表取締役社長に就任された今のお気持ちと抱負をお聞かせください。

 特殊印刷部門(キャラクターグッズ、ノベルティー等)の事業は元々自身で統率をしていたため、さほど変化はないと考えていましたが、実際に社長に就任し、責任の大きさや重大さを改めて感じています。8月1日に就任して日も浅く、実感は少ないですが、日に日に責任の大きさを感じているというのが現状の気持ちです。いろいろな方に祝福や激励のお言葉をいただいたりして、多くの方々に支えられながら、大洞印刷があることを改めて実感し、皆様には感謝しかありません。ご期待に添えられるよう、自分の持てる力を全て振り絞って、その職責を果たして行きたいと思います。

 

社長インタビュー01

 

Q. 代表取締役社長の交代の背景を教えて下さい。

 創業91年目となり、私が4代目の社長になります。元々、高度経済成長にかけていわゆるビジネスフォームと言われる部分に進出して成長してきました。当時、あらゆる帳票の需要が高く売り上げ的には順調でしたが、デジタル化・IT化によりペーパーレスになるという予測を立てていたので、ビジネスフォームからの業態変革を決めておりました。2004年の段階には現在の本社工場を建設して、UVオフセット印刷機を導入してデジタルに置き換えにくいものを製造してきました。販促品やノベルティ、キャラクターグッズのグッズ製造などに進出して、実際に手に取って価値があるもの、喜ばれるもの、便利なものを作り続けてその事業変革をおこないました。

 すぐにペーパーレスの波が来ると思いましたが、2004年からなので意外に19年もかかりました。コロナ禍で一気に進み、行政や金融機関なども印鑑がなくなり電子化されて電子契約書になり、ペーパーレスの流れがきており、その流れを感じたというのも一因です。

 ここで一つの区切りと感じており、次のステップに移行するために、次世代に合わせたビジネスを広げなくてはいけません。大洞会長はご自身を『印刷物を大量に生産して販売していくという形のビジネスをやってきた人間』と言っておりました。さまざまな世の中の動きを見ていると、商品を作るだけではなく付随するサービスまで考えなくてはいけません。やはり単純な印刷物の提供だけではない世界を広げなくてはならない。以前から大洞印刷がやっていることではありますが、これをスピードアップさせていくために、タイミングがすべて重なり今回の交代という形になりました。

 

社長インタビュー02

 

Q. 新たに就任した代表取締役社長として大洞印刷の強みと課題はどのようなところにあると考えていますか。

 結果論ですが大洞印刷の強みは『変化』できていることだと思います。

 ボトムアップでみんなの意見を聞くことは積極的におこなっていきますが、変化のスピードを上げるためにトップダウンで力技で変えなくてはいけない時もあります。それが、結論として変化のスピードをあげ、前に進めています。そして、目の前の仕事と並行して、3年後・5年後を見据えて動くこともできている、ここに大洞印刷の強みがあると思っています。

 課題感としては、働いてもらっているスタッフからすると、変化のスピードが速く大き過ぎて、不安に感じたり戸惑うところかと思います。システムの開発やワークフローの仕組みが追いつかなかったり、ひずみ・きしみのようなものが出て、スタッフ達に属人的に動いてもらう部分もあるので、どちらが鶏か卵かみたいな話にはなりますが、変化に対してスムーズに対応できるよう内部の体制などを整えていきたいと感じています。

 方向性として『プリントサービスプラットフォーマー』のこの道を正しいと信じて突き進んでいます。一定のお客様からご評価をいただき、年間数件の新しい企業パートナー様が生まれ、印刷物の製造量も順調に増えているので、より一層強みを活かしながら課題に対応していきたいと思います。

 

 

社長ピン

Q. 新社長としての所信表明をお願いいたします。

 今に至るまで、すべてのステークホルダーの皆様に支えられてきました。心より感謝しております。まだまだ頼ろうと(笑)しておりますが、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。今後については、2015年から『IPSP』イノベーティブプリントサービスプラットフォーマーになると掲げて、これを信じて邁進している最中なので、道は崩さず進んでいきたいです。

 そして、イノベーティブプリントサービスプラットフォーマーになるために、GX(Green Transformation)・CX(Customer Experience)・PX(Print Transformation)という3つのコンセプトを掲げて前進していきます。

 人口や環境など多くの問題に、スピードをあげながら積極的に対応しなくてはならない時代の中で、我々ができることを最大限おこない、本質的な対策を行いたいと考えています。手遅れになる前に、早く動く・早くチェンジするということは、自分たちが今までやってきたことでもありますが、さらに大きな世界観で行うために一番重要になってくるところがGXです。環境対策をどう行っていくか、大量生産大量消費からどうやって変えていくか。多くの印刷物の中には必要のないものがたくさんあります。印刷物が余り、無駄になったものが捨てられて、『製造』『配送』『廃棄』の各プロセスを含めると、相当量のエネルギーやCO2、原料などをロスしている。そういう部分をいかに削減していくかが、一番ベースになっていくと思います。

 それを実現するためには、皆さんに必要なものを必要な時に必要な分だけ提供して、無駄なものを作らないという製造プロセスや販売を行わなくてはいけません。そのときに重要になってくるのがCXです。カスタマーエクスペリエンスをどう変えていくか。今までは単純に物を発注して物を買う、大量に発注して大量に買って、いらなくなったものは捨てるということが当たり前でした。しかし、形は多くあれど新しい顧客体験を生み出すことによって環境の対策になりますし、お客さんにとっても新しい価値に繋がっていきます。

 そして顧客体験の中ではデジタルもアナログも両方必要です。デジタルに振りきってみたら、アナログの方が良かったことはありますし、逆にアナログ、紙ベースではない方がいい場合も世の中にたくさんあります。これをどう組み合わせていくのか、今までの活用方法、考え方、価値の捉え方みたいな部分を変えていく必要があります。このPX(プリントトランスフォーメーション)は、新しい印刷のあり方を創造するという意味で、印刷の価値をどのように変えていくかとても重要です。これは大洞印刷だけの問題ではなくて日本、世界の印刷産業全体の重要な分岐点で、今その分岐点にいるのではないかなと思います。

 我々はこのGX・CX・PXを組み合わせ、イノベーティブなプリントサービスを提供していきます。それでお客様にお喜びいただいて、社会貢献に繋がれば幸いでございます。そして何よりスピードを上げていきます。ここまでお話しした構想はもとからありましたので、それをスピードアップするために僕がいると思います。達成するスピード、変化するスピードを一番重要視して突っ走っていきます。

 

新たに取締役に就任したお二人からコメントをいただきました。

取締役 事業統括本部長 福島 正人 コメント

 平素より、大洞印刷株式会社をご愛顧賜り、誠にありがとうございます。

 私は2011年、東日本大震災の年に大洞印刷へジョインし、COVID-19により世の中が大きく変わり始めたタイミングで、取締役事業統括本部長という新たなステージへ挑戦することとなりました。偶然ではありますが、世の中の大きな変化と自身の変化のタイミングが重なり、これも私の宿命ではないかと感じております。

 CHANGE CHALLENGE CREATIVEの経営理念の元、会社一丸となり、世の中にない・世の中の役に立つ、革新的なプリントサービスを、今まで以上のスピードでご提供してまいります。そして、お客様、協力会社様、従業員やその家族、さらには社会、私たちを取り巻くすべての方々がHappyになれるよう、邁進していく所存です。

 今後とも、変わらぬご支援ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

取締役 製造本部長 清水 誠 コメント

 この度、取締役製造本部長に就任致しました。新たな役割と視点で会社に貢献できることを嬉しく思うと共に、これまで支えてくださった皆様に、深く感謝申し上げます。

 これまで経営理念のCHANGE CHALLENGE CREATIVEを意識し、自分が変わり挑戦することで歯車の位置も大きさも変わり、組織の変化と共にここまで成長できました。

 職務遂行のすべての原点が理念にあり、各自の一歩がすべての始まりです。これからは社員の踏み出す勇気ときっかけをサポートしながら、責任と自ら考える力を持った人材育成とスマート工場への取り組みを強化することで、安定的な品質でサービスや製品を御提供できるように日々の改善を止めることなく進めて参ります。

 自身の大きく幅広くなった責務を全うし、大洞印刷の更なるサービス向上に邁進していく所存ですので、皆様からのご協力とご支援を引き続き宜しくお願いいたします。

 

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