30分でわかる!今日から使える営業のタネ
西村 2020年7月からスタートさせて、これまで10コンテンツ以上のウェビナーを作り、50回以上の開催を行なっていますね。ウェビナーを開催するにあたって意識した点などあればお伺いしたいです。
森江 テーマに関する役立つ情報と弊社として、貢献・協力できることへの落とし込みを30分に詰め込んでまとめることが必要でした。そのため、参加したお客さまに何を持ち帰っていただくのかを毎回意識し、検討していました。
ウェビナーをはじめたころは商品やサービスのカタログになってしまっていました。しかし、本来我々がやるべきことは、お客さまのビジネスが成長するためのご支援です。現在は、市場のトレンド、印刷物の活用方法など、当社の有するナレッジ等を提供する形に変え、お客さまのビジネスの成長に向けた情報を発信しています。そのような情報に変えてから、視聴された方からのお問い合わせなども増えてきています。
ウェビナーの認知と集客にやはり苦戦しましたが、為になる・使いたくなるコンテンツに仕上げるための毎週のメンバーとの壁打ちや、見せ方へのこだわりで、今では多くの反響をいただいています。
西村 ウェビナーのシリーズタイトル「30分でわかる!今日から使える営業のタネ」はどのようにつけられたのでしょうか。
森江 ウェビナーの施策を検討する段階で、フォーマットを決めて開催するようにしようと考えていました。その中でウェビナーは2020年前半からどんどん始まりつつあり、情報収集をする中でちょうどいい開始時間が、長すぎず短すぎずな30分に決定したかと思います。直接会えないけれどオンラインを通じて知ってもらって、すぐ使ってもらいたいという思いがあったので、考え抜かれたタイトルが最初から付けられました。
30分で伝えてすぐ使える内容というフォーマットができたので、シリーズ化していくためのフレームとして大きかったなと思います。
西村 今ではウェビナーだけではなく、個別勉強会にも発展させオンラインコミュニケーションを充実させていますね。
森江 ちょうどお客さまとのコミュニケーションとして、さらに何かオンライン施策を行えないだろうかと考えていた時期に、上長からのフィードバックで「勉強会」というワードを見つけたことがきっかけでした。今までシリーズ化していなかったものの、勉強会自体は開催していたこともあり、ミニウェビナーシリーズ同様、勉強会もシリーズ化していけるという判断をしました。また、ウェビナーを見られなかったお客さまからの要望も増えており、お客さまの状況に合わせてウェビナー視聴か、個別勉強会かの選択ができるようになりました。ウェビナー施策がフレームとしてしっかりとしてきたタイミングに、新たに個別勉強会シリーズをはじめることができたため、経験を活かし、内容にも厚みを出すことができています。
今後の展望
西村 コロナ禍となり営業スタイルから、コミュニケーション方法など変化してきており、大洞印刷でもオンラインなどで変革してきています。今後はどのように発展させていく予定でしょうか。
森江 新型コロナウイルス蔓延をきっかけに、世間的にもオンラインでのコミュニケーションが増えたことは明らかです。リアルでは来訪・訪問場所の制約がありましたが、オンラインにはありません。今後はリアルとオンラインをうまく使い分け、さらに多くのお客さまと深いコミュニケーションを取っていきたいと考えています。また、より多くのお客さまのビジネス成長をご支援できるように、マーケティングチームと連携し、オンライン展示会やイベントのようなこともやっていきたいです。
西村 本日はありがとうございました。お客さまの知りたい、使いたいを伝えられるよう、大洞印刷として今後もサポートしていきたいですね。
コロナ禍によって拠点という概念がなくなったことで、「拠点単位」という枠に囚われることなく活動が盛んになりました。 今では、本社、東京、コロナ禍ではじめて行ったフルリモート採用の山梨など、さまざまなメンバーが連携し、マーケティング、営業、お客さまサポートなどの活動をしています。